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絵本原画の世界「こどものとも」の絵画表現 1956-1997 1998年 宮城県美術館
¥2,000
たしか1998年宮城県美術館が、こどものともの絵本原画をアートとして保管しようという動きがあって、松居直が中心になってこどものともの原画を宮城県美術館が収蔵するという動きがありました。それがこの図録となりました。 1998年 宮城県美術館
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清水崑 七ツノオハナシ サインあり 1943年 協栄出版社
¥6,000
この本のなかの清水崑の絵は、すばらしいと思います。茂田井もよく使う明るいブルーの特色がキレイです。残念ながら背の部分がハゲ落ちています。戦中だからこの本にカバーがあったかどうか不明です。昭和18年にこんな本が出ていたのですね。 サインあり 1943年 協栄出版社
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中尾彰 イタズラ三ペイ 坪田譲治 1947年 初版 三島書房
¥4,000
三島書房というのは、戦後大阪にあった版元のようです。本には挿絵画家の表記がないのですが、装丁・挿絵の絵には、「中」というサインがあって、これは中尾彰(なかお しょう)のサイン。中尾彰は、大好きな作家です。目立たないけど、デッサン力があって、グラフィックセンスも好きな作家。この時代は、日本語をカタカナ表記にしようとしていたのか、カタカナ童話集と表記されていて、ひらがな部分がカタカナです。 1947年 初版 三島書房
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野村侯三 版画ゑばなし 馬と蒸気車 1948年 初版 兼六館
¥2,000
版画ゑばなしと掲げてますが、それにしては版画が小さく扱われているような気がします。それに版画の数も少ないかな。ただ本の感じが、川上澄生を想起しますね。 1948年 初版 兼六館
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茂田井武画集 1946-1968 茂田井武画集編集委員会編 1991年 JULA出版局
¥16,000
茂田井武画集編集委員会編とありますが、そのメンバーは、山口卓三、後藤暦、茂田井泉、若山憲です。後藤暦、茂田井泉は茂田井の子ども。若山憲は絵本作家。つまりこの大作を雑務から引き受けたのは、茂田井を愛してやまない山口卓三だと思います。すごい仕事ですね。付録に「こどものまどせかいめぐり大すごろく」「長編マンガ物語 三百六十五日の大旅行」復刻本「星と夢の万華鏡」解説・年譜・書誌揃い。当時の定価20600円 1991年 JULA出版局
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平井房人 思いつき夫人1、2 昭和13年(1938) 朝日新聞社
¥4,000
元祖生活の知恵集ですね。平井房人は、大正12年、宝塚少女歌劇の美術部に所属し、雑誌『歌劇』の編集、舞台の台本やポスター制作に携わる。昭和13年大阪朝日新聞に『思いつき夫人』を連載。翌年、東宝で映画化される。相当流行ったようです。2冊セット 文庫本サイズ 昭和13年(1938) 朝日新聞社
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横井弘三 東京近海 島の寫生紀行 昭和3年 博文館刊
¥2,500
函ナシの本書がでてきてしまった よほど私は横井が好きなのだなあ、と思います 相当のヨレて、いい感じにスレてもいます。この本の持ち主は昭和初期この本を懐にしのばせ、伊豆の島巡りをしたのだなあ、と 感慨深い 横井の線描きの島の風景画たまらなく好きです 昭和3年 函ナシ 初版 博文館 特価!
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茂田井武 初山滋 アラビアンナイト 1951年 初版 新潮社
¥6,000
昭和20年代、新潮社が「世界の絵本」というシリーズを作っていました。この本には「アラジンのランプ」文・与田準一、絵・茂田井武、「シンドバッドの航海」文・檀一雄 絵・小川哲夫、「アリババと四十人の盗賊」文・木々高太郎 絵・初山滋と3作が入っています。三者三様で、文章の作家がさすが新潮社という気もしますが。昭和26年 裸本(おそらくカバーは元からないのか?)初版 新潮社刊
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漫画サロン集 アサヒグラフ臨時増刊 1933年(昭和8) 朝日新聞社
¥4,000
昭和8年の漫画年鑑のようなものでしょうか。線画ではなくタブロー的な絵が多く、ユーモアを感じさせる絵を、漫画といったのだろうか。気になる作家は、平井房人、岡本一平、横山隆一、小野佐世男、夏川夢人というのは(夏川八郎つまり柳瀬正夢)かな?、気になりますね。とにかく昭和8年にこういう本がでたということは、日本の漫画文化!ということですね。アサヒグラフ臨時増刊 1933年(昭和8) 朝日新聞社
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初山滋 西遊記 野尻抱影 1979年 初版 求龍堂
¥3,000
研究社が大正5年に創刊した「中学生」に連載されたものを、まとめたもの。初山滋の、とてもいい時代の仕事ともいえると思います。 1979年 初版 求龍堂
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鈴木信太郎 琴の物語 瀧井孝作 1947年 初版 櫻井書店
¥3,000
装幀の絵は里見勝蔵。この装丁は櫻井書店の「少年のための純文学選」の共通の装幀。鈴木信太郎の挿絵は、なんかなごみますね。仙花紙の本にしては状態はいいと思います。1947年 初版 櫻井書店
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図録 小熊秀雄と画家たちの青春 池袋モンパルナス 2004年 練馬区立美術館他4館
¥2,000
小熊秀雄は、気になる詩人ですね。それよりも池袋モンパルナス。松本俊介、長谷川利行などがいて、若き長沢セツもいた。それに小熊秀雄は、旭太郎という名で「火星探検」本を執筆。それは手塚治虫をはじめ松本零士、小松左京、筒井康隆など多くの漫画家・作家に影響を与えたという。すごい人がいて、すごい空間があったのでしょうね。うらやましい。 2004年 練馬区立美術館他4館
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武井武雄 赤ノッポ青ノッポ 1982年 初版 帯 集英社
¥4,000
武井武雄の代表作ですね 昭和9年朝日新聞に連載されたのち、何種類かの単行本があります この本が、カラー版であり大判の上製本だから、決定版というところでしょうか 1982年 初版 帯 集英社
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武井武雄 かめのせなか 山田巌雄 ジャータカえほん1集6 鈴木学術財団
¥3,000
この絵本、発行日は表記されていませんが、発行所の鈴木学術財団は、文京区の護国寺境内になっています。監修者 文学博士 鈴木大拙 西尾実になっています。ジャータカえほん1集6 鈴木学術財団
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堀文子 お姉さんと いっしょ 筒井敬介 1955年 初版 福音館書店
¥2,500
「お姉さんと いっしょ」といラジオドラマを新書版の本にしたようです。筒井敬介の脚本で、声は中村メイコの番組。本にした時は、「こどものとも」の創刊号の絵を担当した堀文子。堀文子の挿絵がかわいい。 1955年 初版 福音館書店
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平井房人 カンチャンノ水平サン 昭和17年 岡本ノート
¥2,500
平井房人(ひらいふさんど)は、明治36年生まれ。宝塚少女歌劇団美術部に勤務のかたわら叙情絵はがきを出版。昭和13年から「大阪朝日新聞」に「家庭報国・思ひつき夫人」を連載して人気を博した。表紙取れそうです。 昭和17年 岡本ノート
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村山知義 巨人の風車 吉田とし 少年少女長篇小説 1962年初版の1967年4刷 理論社
¥3,000
村山知義のどちらかというと初期の絵が好きです。すっとぼけたて実にグラフィックで、そしてユーモアがあります。少年少女長篇小説 1962年初版の1967年4刷 理論社
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復刻版 童話 大正9年発行の12冊 コドモ社
¥6,000
おそらく岩崎書店が1982年に復刻していますから、その大正9年の12冊だと思われます 表紙や内容は、イラストレーションは川上四郎が活躍しています コドモ社
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初山滋童画集 コドモノクニ 第14巻5号 春ノ増刊 第1輯 昭和10年(1935) 東京社
¥10,000
「コドモノクニ」に掲載された絵の画集 ページのあいだに、初山他の詩がはさまる 詩 ほるぷ出版による復刻版がありますね 表紙、背の部分テープの貼り跡(要写真確認)経年のヨレ感 昭和のはじめ豊かな時代です 昭和10年(1935) 東京社
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竹久夢二 村山知義 武井武雄 北澤楽天 子供之友原画集 全4巻 1986年 函 婦人之友社
¥6,000
SOLD OUT
子供之友は、大正18年から昭和18年まで刊行された絵雑誌 版元の婦人之友社の倉庫に保管されていた原画をもとに刊行されました 当時は絵は、作家に返却されなかったのですね 装丁デザインは堀内誠一 1986年 函 婦人之友社
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狼犬 カーウッド 初山滋 清水暉吉 訳 昭和15年 函 初版 朝日新聞
¥12,000
なかなかの希少本のようで、検索かけてもみつからない 一見、初山滋に見えない装幀 挿絵をみればさすが、初山ですね 昭和15年 函 初版 朝日新聞
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武井武雄 シンセツナ オトモダチ 徳永寿美子 キンダーブック改題ミクニノコドモ 昭和17年 日本保育館
¥4,000
昭和17年、国の情勢が、キンダーブックを、ミクニノコドモにかえさされ、フレーベル館という版元も、日本保育館という名前に変えたのですね。武井武雄の仕事はすばらしいですね。表紙に破れ、ハゲているところあります。キンダーブック改題ミクニノコドモ 昭和17年 日本保育館
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少年倶楽部名画集 樺島・椛島勝一 伊藤彦造 斎藤五百枝ほか 初版 帯 1975年 講談社
¥2,000
この頃の絵描きは、うまい、そしてリアル、少年たちをうきうき、ワクワクさせます 初版 帯 1975年 講談社
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オサルノヘイタイ 藤谷芳三郎 昭和9年 初版 藤谷崇文館
¥2,000
藤谷芳三郎という作家はしらない 下手な感じがするが、印刷のおもしろいグラフィックが楽しい 経年のヨレ感があります 昭和9年 初版 藤谷崇文館