第一回文藝春秋漫画賞をとった記念にでた画集です。エッセイも収録されてます。この翌年1956年2月から「週刊新潮」の表紙を担当するわけですね。井上洋介さんはこのころの谷内六郎が一番好きだと言っていました。小ぶりでかわいいけ画集ですが、とても重要だと思いました。元ビニ　昭和30年12月　初版　文藝春秋新社刊

昭和31年、谷内六郎は「週刊新潮」の表紙絵を担当します　評判がよくてこの画集がでたのだと思います　中身は30枚のB5版のカード状の画集　同封のB5の冊子には、谷内六郎の解説（表紙の言葉？）とともに32点紹介されていて、２枚足りないと嘆き悲しんでいたのですが、調べると国会図書館の記録には30枚とあるので、これで完品のようです　よかった！　函アリ　函にヤケ、ヨレ感　昭和35年　新潮社刊

深沢七郎の名作の装丁が谷内六郎　いいとりあわせ　函　帯　1958年（昭33）　初版　中央公論社

伊藤逸平は、編集兼発行人を務めた「VAN」　です　表紙は河野鷹思　そして伊藤逸平が発掘してという谷内六郎が一コマも漫画を描いております　この号の特集は「日本社會の民主化測定」　1947年（1922）　イヴニング・スアー社

横尾忠則の編集による谷内六郎です。晩年の谷内六郎は、横尾忠則と親しくしていたそうです。1981年　初版　帯　駸々堂出版

数少ない谷内六郎の絵本。谷内六郎・詩/絵と表記ありますから、詩画集の意味合いもあるのでしょうか。この頃の至光社の方向性も感じます。綴込みの「おかあさまへ」冊子は谷内による「絵本づくりの仕事場より」があります。「こどものせかい」は、至光社の月刊絵本　昭和45年　至光社刊

日本教文社は、成長の家系列の出版社ですね。その関係はわかりません。石濱恒夫は、川端康成の弟子のような関係だったそうです。一冊の十数個のお話があって、扉のページに谷内六郎が、挿絵を添えています。その挿絵がすばらしい。　1977年　初版　日本教文社

谷内六郎・詩／絵　とありますから、詩画集というとらえ方でいいのかな。実に谷内六郎の叙情的な世界。全体的にシミがあります。　1972年　初版　至光社

相当珍しい本のようです。学研が復刊しているのだけど、この谷内六郎が装丁とカットをしているのは、この本だけのようです。版元のひまわり社は少女雑誌「それいゆ」を出していた。　1957年　初版　ひまわり社

谷内六郎の数少ない挿絵本です。武井遵は、塚原健二郎に師事。父は韓国詩人、金素雲。1971年　初版　プレス東京

巻頭の「ねむの木学園」の宮城まり子の文があって、谷内六郎は「ねむの木学園」を応援していました。谷内六郎の絵は、既視感のあるのもありますが、初めて見るのもたくさんあるように思います。1977年　初版　あすか書房

谷内六郎が、こんなにも挿絵に徹して仕事をしているのは、相当珍しいように思えます。偕成社文庫は、これで完本。1976年初版の79年４刷　偕成社

表紙を入れて26ページの月刊絵本のような作りです。谷内六郎にこんな仕事があったとは。いくら調べても出てきませんが、明らかに描き下ろしの作品ですね。不思議です。発行年不明　教育同人社刊

歌に合わせて谷内六郎は描き下ろしで絵を描いています。ボード絵本。学研のがくしゅう絵本シリーズ　発行年不明　学習研究社刊

谷内六郎もなかなか児童書の仕事がありません。絶対にいいと思うのですが、やはり毎週の「週刊新潮」の表紙に追われていたのでしょうね。中身の二色刷りの挿絵なんか見てると、もっといろいろ仕事していてくれればなあ。と思うのです。1973年　初版　カバー付　大日本図書刊